初対面のカメラが趣味の人同士の挨拶といえば「始めまして、どこのメーカー使ってますか?」である。
顔を覚えるよりも、所有してる機材で個人を認識するほうが容易なので実に合理的な挨拶だと思う。
多数派ではないメーカーだと、なぜそのメーカーを使っているのか興味を持たれることがある。
僕の使ってるカメラもその一つで、なぜLマウントを使っているのかを聞かれる。
ミーハーなので変わったミラーレスカメラのfpを購入し、fpで使いづらいと感じるシーンを補うため、同じマウントのLUMIX S5を購入。
街中でスナップを撮ってた時によく使ってた画角が換算90mmと35mmなので、それに近い焦点距離の「85mm F1.4 DG DN」と「35mm F1.2 DG DN」の2本を揃えた。
こう書くと大した理由ではないように見えるので、僕のクールで天才肌なブランディングのためにも、もう少しそれらしい理由を掘り下げて考えて見ようと思う。
なぜLマウントを選んだのか
きっかけはSIGMA fpを購入したこと。
独特のシルエット、イケてるカラーモード、周辺アクセサリーは無限の可能性を秘めている。
男の子ってこういうの好きだよねってのを詰め込んだような存在。男はどこまでいっても男の子なのである。
しかし決して万能なカメラというわけではなく使うシーンを選ぶ。
アマチュアなので撮れない写真は諦めれば良いのだが、街中を撮ってるとローリングシャッターが気になることが多い。ピーカンだと液晶が見えず、構図を合わせるだけでも神に祈る必要がある。
そんな時に出会ったのLUMIX S5。
fpと同じレンズが使え、fpと比べて普通のミラーレスの形をしてる。
これならfpの弱点を埋めてくれるだろう。
ローリングシャッターだけのために追加でカメラを購入するのか?
ピーカン液晶問題はビューファインダーで解決なのでは?
ちゃんと元を取れるほど稼げるのか?
そんなことを一々考えなくていいのがアマチュアのいいところである。
そんな気持ちを購入したLUMIX S5が良い意味で裏切ってくれたのがRAWデータ。
専門的なことはわからないが、非常にクリアで素直。
目指したい色へ最短距離に連れて行ってくれるようなそんな気がした。
きっとフィーリングがあうのだろう。
85mm f1.4 DG DN
季節の花を撮ることを楽しみにしているのだが、数年前は街中を何時間も歩きスナップを撮るということをしていた。
その時に使っていたレンズが換算90mmで僕が一番瞬発力を発揮できる焦点距離だと思う。
中望遠の画角は構図の整理がしやすいように思う。
画角の狭さを活かし見せたいものだけを画角に収め、余計なものは画角の外へ。
目を逸らしたくなるような辛い現実も画角の外へ追いやることができるので、ファインダーを覗いている間は心が休まるような気がする。
35mm f1.2 DG DN
フォトヨドバシの作例をみて一目惚れした。
1枚目の分離感がかなり大好物。
同じ道具を使えば同じ写真が撮れるわけではないが、僕は形から入るタイプなのである。
まだこの領域まではたどり着けてはいないが、開放で撮ったときの分離感がたまらない。
開放値がf1.2という明るさは、35mmの画角のわりに大きなボケ量が得られ、ボケ加減で写すものを取捨選択できる。
目を逸らしたくなるような暗い将来もボカすことができるので、ファインダーを覗いている間は心が休まるような気がする。
作例
そんなお気に入りの「85mm F1.4 DG DN」と「35mm F1.2 DG DN」で撮った作例である。
気が向いたらぜひ見てほしい
Panasonic LUMIX S5, SIGMA 85mm F1.4 DG DN
Panasonic LUMIX S5, SIGMA 85mm F1.4 DG DN
Panasonic LUMIX S5, SIGMA 85mm F1.4 DG DN
Panasonic LUMIX S5, SIGMA 35mm F1.2 DG DN
Panasonic LUMIX S5, SIGMA 35mm F1.2 DG DN
Panasonic LUMIX S5, SIGMA 35mm F1.2 DG DN
Panasonic LUMIX S5, SIGMA 35mm F1.2 DG DN
Panasonic LUMIX S5, SIGMA 35mm F1.2 DG DN
Panasonic LUMIX S5, SIGMA 35mm F1.2 DG DN