コンパクトなボディにレンズ固定式、フルサイズセンサーを搭載したSONY RX1。
レンズ交換ができない事は本来デメリットなのだが、常に同じレンズということを活かしセンサーに合わせてレンズを専用に設計ができる。ロマンを感じる。
「男の子ってこういうの好きなんでしょ」を体現したようなカメラ。
カッコつけたい男の子はみんな言っていた。「いつか全ての機材を手放してこれ一つで撮り歩きたいと」。僕もその一人である。
これから起こる全てにイベントをSONY RX1だけでカッコよく撮る自分の姿を妄想する。ロマンを感じる。
今は別のロマンを求めてSONY RX1は手放してしまったが、当時使っていて感じたことや手放した理由を語ってみようと思う。
いま、このカメラを購入する人は少ないと思うが参考になれば幸いである。
常に首からぶら下げておける
常に首からぶら下げていてもストレスを感じない。
ストラップを短めにすることで、動き回ってもうっかり壁などのぶつけることもほとんどない。
常に首から下げておけるのは、常に臨戦態勢という状態だと思っておりその状態を少ないストレスで維持できるのは大きなアドバンテージだと思う。
友達とちょっとカフェに行く時やキャンプに行く時のように撮影がメインでない時も臨戦態勢でいられるので普段撮らないような写真が撮れるような気がする。
SONY RX1
SONY RX1
スマホじゃあダメなんです
持ち歩きのしやすさを語ると「じゃあスマホでいいじゃん」というような声が聞こえてくる。
たしかに持ち歩きやすさであればスマホに勝るものはない。
しかし、スマホだと写りの面で満足できないシーンが多い。
僕はよく暗闇から花が浮かび上がるような写真を撮るのだが、スマホだと満足できるトーンで撮れない。
スマホと比べると持ち歩きづらいが、SONY RX1だと誤差レベルでこの写りが得られるのは魅力的だと感じる。
SONY RX1
SONY RX1
何故、手放したのか
2013年と古いカメラで、最近のカメラと比較するとイマイチなところはもちろんある。
AFがとにかく迷う。以下のようなピントを合わせたい被写体が小さいとかなり迷う。
SONY RX1
他にもEVFがないので晴天だと背面液晶が見えづらいことや、おまけ程度しかない動画機能など不満は多々ある。
不便さにロマンを感じたと思っていたが、結局僕も現代っ子なんだなということがわかった。
後継機がでるか分からないが、後継機でこの辺りが改善されていると嬉しい。
作例
SONY RX1
SONY RX1
SONY RX1
SONY RX1
SONY RX1
SONY RX1
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